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何をしても「来夢」を想う。

12月6日(火)

洗濯を干そうとベランダに出ると、12dscf0012

部屋の中から「出してぇ~!」

声はほとんど出さずに口を開くだけの泣き方でアピール。

だからいつも、中を覗きどこに居るのか確認していた。

サッシを開けてやると、ゆっくり出てきて、気持ちよさそうにゴロゴロ。

時々、エアコンの外機に乗って身を乗り出し、柿木にとまった雀やメジロやヒヨドリを興味深そうに眺めていた。

抱っこして、外を見せてやると、ベランダの手すりに前足を乗せて、飽きずに眺めていたね。憧れの外の世界。

あんまり真剣だと飛び出すのではないかと心配になり、連れ戻そうと手を出すと、逃げて歩いていたね。

それでも、気が済めば一人で部屋に戻りクッションの上でごろんと日向ぼっこしてた。

そう、この3年間、一度も脱走したことは無かった。

出窓のカーテンを開けようとすると、私の足元で待ってて、

開けきるまで待ちきれないように私の胸の下をくぐって、

出窓に置いてある籐のキャリー籠に乗り、やっぱり外を見ていた。

だから私は、あなたを突き飛ばしてしまわないように、

慎重にゆっくり動いていた。

視界に入っていなくても、今どこにあなたが居るのかいつも感じていた。考えていた。

そんな習慣が、そんな毎日が、まだ身体に染み付いていて、ついつい想ってしまう。

「今どこに居るのかな?」「今、来るな!」「雀さん、見えた?」

そんなはず無いのに!

だって、私たちのベッドに、横たわっているんだもの。

もう・・・動かないんだもの・・・。

駄目だ!ママあなたが居ないと!・・・駄目だ!

昨日の朝、「プーちゃん」のママが、お花を持って来てくれた。きっと心配してくれたんだろう、夕方は散歩にも誘ってくれた。「ルナ」を連れて、「プーちゃん」と歩く。

友人とはナントありがたいことか!

「来夢」の事心配してくれていた友人にメールを送った。みんなに慰められる。私は幸せ者だ。

時間とともに、ずいぶん落ち着いてきたと思う。今日は川面に映る太陽のキラキラを見ても目は痛くない。でも、まだ唇が痛いかな。

「来夢」のオシッコの染みたペットシーツでさえ捨てられない。参ったよ!

夕べは、義妹もきれいな花束を持って来てくれた。

「『来夢』は女子のだし、綺麗な子だったからねぇ。」

って・・・。

今日、午後2時30分にお寺に行く約束だ。主人も半休を取って一緒に行ってくれる。息子もテスト期間中なので一緒に行ける。忙しい娘は、朝出かけるときに「よろしくお願いします。」と神妙に言っていた。

写真は、まだ1歳2ヶ月の頃。この頃こんなに早く逝ってしまうなんて夢にも思わなかった。20歳まで生きて、いえいえもっと長生きして、「猫の手帳」のご長寿猫の番付に乗せてもらおうなんて思っていた。モデル猫として十分耐えられる美貌を持った子だと思っていた。飼い主馬鹿を大っぴらにさらけ出して自慢していた。

「来夢」の画像の入ったCD。もう増える事は無くなってしまった。

昨日、身体の全部を接写モードで撮った。

一日に何度もご挨拶をしたビロードの様な「鼻」。

光が入ると丸く薄いプラスチックの様な半球の中に、緑色に輝く「目」。

フサフサで、真っ直ぐにすらりと伸びた尻尾。この尻尾で、最後までパタパタと答えてくれていたね。

ぷくぷくの「肉球」は、まだ柔らかい。滑らないように毛もカットして、爪とぎもしなくなったので、爪も切ったのに・・・その爪捨てないで採っておいて良かった。

黒と白のコントラストが美しい毛並み。

何百回、何千回、(何万回かな?)と、その呼吸を見守った身体。

急に、大きく息を吸って、「あぁ、苦しかった!」なんて調子で、ケロッと起き上がってくれるんじゃぁないかと、まだ、そんな思いが心を過ぎる。目だって、私を見つめているようだ。

フワフワだったから、気づかなかったけど、こんなに三角の顔をしていたんだね。

もともと、小さい子だったから、大きな声で鳴くのなんて聞いたことなかったし、泣き声自体滅多に出さないような子だったから、体力無かったかな?

昨日の夜が、「来夢」との最後の夜。なくなった夜と同じ主人と私の間にまだ横たわっている。

もう、冷たく硬く成った身体を抱いて寝る。このままにして置きたい衝動に駆られる。

駄目なことは、ようく解っている。

今朝、「ルナ」を久しぶりにじっくり見たように思った。ブラッシングを怠っていたことに気づく。

朝昼晩、あるいはそのほかの時間にも、「来夢」ご飯を食べさせてあげるのに一回に30分は掛かっていたので、「ルナ」の手入れがおろそかになっていた。そうだったんだ。

よく我慢してくれていたね。なんだか異様に明るいようにも思う。気遣ってくれているのかな?お前にも、「来夢」が逝ってしまったことが解るの?そういえば、お前を抱きしめて、泣いたものね。何か変だとは思っているかな。

今日、お寺に連れて行くときに、「ルナ」にも合わせよう。一緒に遊ぶことは出来なかったけれど、きちんと認識し合っている、仲の良い2匹だった。

「来夢」

苦しくなって、入院してから1ヶ月半ほどの時間、看病させてくれて、ありがとう。

本当に辛かっただろうに、こんなママに看させてくれて、一生懸命やらせてくれる時間をくれて、ありがと。

お陰で、ママは救われています。

生まれ変わったら、真っ先にママのところにおいで!

そして今度は、痛いとか、苦しいことなんて何にも無い幸せな時を生きて欲しい!

家に来てくれて、ありがと。

ありがと。ありがと。ありがとう。

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